骨髄で形質細胞という免疫に関係する細胞が増殖した悪性腫瘍
(非常に非常に簡単に言うと骨がパンチアウトといって穴があき、
とてもとても痛い)
病気に気がついたきっかけ
毎年4月か5月の狂犬病の注射とフィラリアの検査の時期に健康診断として、血液検査をしていました。
2020年5月に受診した時に
『腎臓の数値が少し悪いですね』
と言われ、
『狂犬病の注射も1ヶ月様子をみてからにしましょう。』
といわれました。
『今の段階では、薬をのんだりはまだしなくていいです。』
と治療が必要なわけではなかったのですが、
と心配と不安が襲ってきました。
血液検査の結果以外は、食欲もあり散歩も行けて、(ワンコは喋れない)ので我慢していたかもですが、見た感じは変わりなく元気でした。
2020年6月の検査結果
体重:12.6キロ
1ヶ月後、血液検査すると、やはり腎臓の数値が悪く、狂犬病の注射は打たないことになりました。
(注:医師の判断なので、問題ありません。住んでいる役所にその旨連絡を入れます。)
赤血球も減少しているが内部に腫瘍がある感じではない。
リン ナトリウム カリウム も正常。甲状腺の病気の可能性もある。
しっぽの毛量が減ったりするのはその症状の為だが腎臓が悪い場合、甲状腺の薬を飲むと、血圧が上がるので経過観察で良い。
次何もなかったら4ヶ月後。狂犬病注射も保留でよい。
↓検査結果(一部・参考まで)です。
2020年9月の検査カルテ
体重:11.7キロ
しっぽ:ラットテイル(ねずみのようなしっぽになること。かゆみはなし)←甲状腺の疾患のせいでこのようになることがあるとのこと。ゆにはかゆみがあるようなので、甲状腺せはない?とのこと
採血結果:
腎臓は少しずつ悪くなっていっている。
それより気になるのが貧血。
貧血のせいでぐったり元気がなく、ダルかったり寒かったりする。
血液を顕微鏡で見た感じ、攻撃している感じはない。
貧血の治療を考える前に、甲状腺と骨髄の検査を考える。また来月結果をみて考える。
体調不良になる
10月中旬位になった時、急にお腹を下すようになりました。病院に行って薬をもらい、注射を打ってもらうと良くなったのですが、薬が切れると、また下してしまうというのを亡くなるまで続いていました。
お腹が少しでも良くなるように、毎日プレーンのブルガリアヨーグルトにアマニ油をかけてあげたりもしていました。
歩くのも大変になり、公園まで抱っこして行ったり、でもお腹も気持ち悪く、歩いて促進しないと出ないので頑張って歩いて出してと見ていてとても辛かったです。
抱っこするのも大変になり、この時にやっとペットカートを使う決心をしました。
2020年11月のカルテ
お腹を下したりで注射したりしていたので、1ヶ月少し血液検査の時期が空いたのですが、11月に検査をした時に数値を見て、先生に
『(詳しい検査をしてみないと分からないですが)多発性骨髄腫の疑いがあります。』
とはじめて言われました。
・もう少し詳しい採血
・尿検査(ペンスジョーンズ蛋白尿)
・レントゲン検査(骨のパンチングを写す)
・骨髄検査
・エコー検査
この中で3つ検査をすると(確か、、)診断ができると言われ、骨髄検査は全身麻酔をしないといけなく、体に負担がかかると思い、
・採血 ・尿検査 ・レントゲン検査 ・エコー検査をすることにしました。
↓検査結果(一部・参考まで)です。
【血液検査】
数値の異常
【尿検査】
単一蛋白
【エコー検査】
腎臓には問題なし
【X-P】
パンチアウト像 全身に写る
以上の結果、正式に多発性骨髄腫と診断されました。
なくなる4日前のことでした。(祝日を挟んだこともあり、検査結果がくるのにだいぶ時間がかかってしまいました。)
・ステロイド+抗がん剤
・ステロイド+ビスフォスフォネート(破骨細胞抑える薬)
・ビスフォスフォネート
を提案されました。
ステロイドのことや抗がん剤などは薬がキツくて怖いなという考えが我が家にあり、まずはビスフォスフォネートから初めて進行を抑えようと考えになりました。痛み止めは前から貰っていたガリブランドを使用していました。
これからちょっとずつ頑張って治していこうとしてたところ、診断がついてからすぐに亡くなってしまいました。
『ステロイドや抗がん剤をあげてたらよかったのか…』
など後悔も襲ってきましたが、例えステロイドや抗がん剤をあげていても、
『やはり薬の副作用がキツかったのかな』
等、色々後悔が湧き出てきたと思います。
なので最善のことをできたと思うようにしています。
なにより、コロナの影響もあり、病気が発覚して、ずっといっぱい一緒にいれたことが本当によかったと思っています。
ワンコが病気になると、ワンコだけではなく家族も気持ちが落ち込んり、看病で体がしんどかったりして、思考も働きにくくなったりする事もあり判断が鈍ってしまう時もありましたが、一緒にいれるだけでワンコも人間も幸せな気分になると思いました。
ゆには最後の日まで必死にご飯を食べようとして生きようとしていました。うちの家族のことが大好きなことが伝わってきて、そう思ってくれて良かったって感じました。
亡くなってやはり辛いし、今でも会いたいですが、必ず会えると信じています。